突然ですが、あなたにとって「成功」とは何ですか?人生における成功はどのように得られると思いますか?
成功を「富」と結びつける人もいれば、成功を「権力」と結びつける人もいて、またある人は成功を「世の中に良い影響を与えるという願望」と結びつけるのではないでしょうか。
結局のところ、成功とは、人それぞれによって異なる意味を表すのです。あなたにとって成功がどのような意味を持つにせよ、そう簡単に得られるものではありません。成功に至るまでの方法はさまざまありますが、個人的なモノであり、一人一人の個性でもあります。
そのため、ビジネス本などで提供されるアドバイスは、万人に適用されるとは限りません。ある一人の人間のアドバイスを受け入れても、他の大多数の人にとっては効果がないことがほとんどなのです。
以下では、歴史上最も成功した人たちからのアドバイスをピックアップしてみました。これらのアドバイスが必ず役に立つわけではありませんが、成功をおさめる方法を理解したい人にとって有益となること間違いないでしょう。
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全体像を把握する
ミケランジェロほどの大きな影響力を持った画家はほとんどいないのではないでしょうか。他界してから数百年経った今でも、彼の芸術は人々にインスピレーションを与え続けています。ミケランジェロが制作したダビデ像やバチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂の天井を見たことはありますか?『人はしばしば、より”現実的”なことを優先して、自分の願望を保留することを選ぶ。つまり、より便利なものと引き換えに、目標を諦めるのだ。』この彼の引用文は、人間の視点の危険性を教えてくれています。
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何をするのが好きかを考え、それを実行する
企業や会社に勤めている人、今のポジションでどれだけ成功できるか一度考えてみましょう。そのうち、ものすごい量の仕事を任されることになり、かなりの時間を仕事に費やすことになります。もし今の仕事が嫌いなら、その仕事で成功できたとしても、嫌いなものに囲まれて一生を過ごすことになるかもしれません。これでは生きていても面白みがなく意味がありませんよね?
それよりも、自分がやっていて楽しいと思えることに時間を割いたらどうでしょうか。夢中になれるものがあれば、続ける意欲が自然と湧いてきます。好きなことで成功できれば、願望はやがて実現します。一方、たとえ成功しなかったとしても、好きなことに時間を費やしたのですから、悔いはないでしょう。歴史上成功したアーティストのほとんどは、何年もかけて無償で演奏していました。それでも演奏を続けたのは、演奏すること自体が好きだったからです。たとえキャリアで成功できなくても、好きなことに時間を費やしてきたのですから、人生は成功だといえるのではないでしょうか?
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ワークライフバランスの取り方を学ぶ
「成功するためには、人生を捧げなければならない」と考える人は、あまりにも多いです。今の仕事がいつか成功につながると信じている人は、毎日、夜遅くまで何時間も残業しているかもしれません。しかしそれは、プライベートや健康、充実した生活を犠牲にしていることになります。最悪の場合、やがては身体や心が燃え尽きて、キャリアを全うすることさえできなくなるかもしれません。
また、成功には、社会生活が充実し、友達との交流が盛んであることが欠かせないともいわれていますが、仕事がうまくいっていないと、友達と遊びに行く余裕もなくなるかもしれません。ナイキ創業者であるフィル・ナイト氏の名言にもあるように、ワークライフバランスは様々な形で成功を後押ししてくれるのです。皆さんも一度、プライベートと仕事のバランスの取り方を見直してみるといいかもしれません。